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自然体だから継続する居住者間の絆を育む「ルネクラブ」

■ルネ上星川(神奈川県横浜市)

白く美しい外観が周囲の目を引く「ルネ上星川」。同マンションにて、管理組合と自治会組織とは別に、居住者が自由に参加できる趣味のクラブを作ろうと、8年前に起ち上げられたのが「シニアクラブ」でした。現在は「ルネクラブ」と名称変更し、〝親睦・共助・健康維持"を合い言葉に、バラエティーに富んだ趣味の会を続けています。そのクラブ運営にあたる会長、世話役の皆様にお話を伺いました。

親睦を深めるだけでなくより楽しい人生を送りたい

2004年のクラブ発足時、まずスタート したのが"囲碁会"でした。参加者は約7~8名、月1回集まるグループが結成され、活動を開始。次に、この道のスペシャリストである世話役の一人が"ウォーキングの会"を企画し、参加者は女性も含む約10名になりました。続いて、ゴルフや麻雀など趣味の会と、工場見学や日帰りバス旅行など年に数回開催する単発イベントが次々に始まり、会員も次第に増加。2008年には保土ヶ谷区社会福祉協議会の助成金を得て、現在は会 員数65 名もの大所帯になりました。高齢化の進むマンションで、居住者が単に親睦を深めるだけでなく、より楽しい人生を送れるようお互いに助け合っていこうというメッセージを発信されています。

「最初は参加者が数名でも、一度始めたら 中断することなく活動を続けてきました。その結果、会員が増え、今は生け花や能楽、コーラスなど様々な教室を開催しています」と世話役の皆様。新しい会を作りたいと要望があれば、年数回開催する茶話会で話し合 い、活動内容の大筋を決定。その後の運営は各会の世話役(講師)が担当します。各会の講師は居住者が務めており、コーラス教室であれば音大卒でコーラス指導経験のある方といった具合に、多彩な経歴や才能の持ち主がマンションにお住まいであることは、「ルネクラブ」にとって大きな財産です。

子ども連れのご家族や年配のご夫婦、お友達同士などで立ち話したり、木陰に座って涼んだり、ゲームに挑戦したり、思い思いに楽しんでいます。昔住んでいたマンションのお祭りに参加したいと遊びに来た女の子も。 午後1時からは、屋内の共用スペースにて居住者有志による三味線演奏も開始。「黒田節」や「九州炭坑節」の合間に「めだかの学校」なども演奏され、曲に合わせて歌声も響きます。お祭りスタッフもしばし手を休めて耳を傾ける風流な時間が流れました。そして午後2時、夏祭りは盛況のうちに終了となりました。

趣味の会だから"強要しない" 自由に続けて気持ちも明るく

「ルネクラブ」が活動を始めてから、会員 同士が挨拶を交わすのはもちろん、マンション全体でも挨拶をする方が増えているそうです。会員からは「気持ちが明るくなった」「体を動かして体調が良くなった」など嬉しいコメントが寄せられることも。特別な勧誘活動は行っておらず、会員に誘われて参加したら楽しかったので入会したというケースが多いのが特徴的です。「個人情報保護法によって居住者の情報がなく、こちらからは積極的にお誘いできない状況です。けれども、参加したいとご連絡いただければ喜んでお迎えします」と世話役のK様。

ルネクラブ発足時に決めたルールは、『強要しない』ということ。これは各会にも徹底され、入退会自由、各種イベントや総会などへの参加・不参加も自由です。「近所付き合いが煩わしいと感じる方もいらっしゃるでしょうし、一度参加して合わないと思ったら入会しなくてもいいのです。何の強制力もありません。あくまで趣味の会ですから、続けたいと思ったら参加してくださればいいんですよ。今後も自然体で続けていきたいです」と会長のA様。「ルネ上星川」内「ルネクラブ」が長年に亘り活発な活動を続けてこられた理由は、この自然体の運営方針にあるようです。